災害時支援協定

令和6年能登半島地震の被災地支援に
モバイルクリニックが活用されました

 穏やかな新年の幕開けを、突如として襲った大地震は、石川県では初めて震度7を記録し、甚大な被害をもたらしました。電気、水道も止まった状態で、病院の医療体制も崩壊する中、寒さと避難所での密集で、インフルエンザをはじめとする感染症が蔓延し、一刻も早い医療体制の復旧と支援が求められました。

 そんな中で、厚生労働省や内閣官房、石川県から、医療コンテナを現地に設置してほしいという緊急の支援要請が入りました。

 MOBILE CLINICを設置していた医療機関や各事業者の協力の元で、大阪・岡山・神奈川など、各地にあるMOBILE CLINICが現地の避難所まで運ばれ、被災者と医療従事者が安心して診療を受けることができる体制作りに貢献しました。

モバイルクリニック災害時支援協定ご参加のお願い
市区町村・防災担当課様

 南海トラフ地震、首都直下型地震への備えが叫ばれるようになってすでに久しいものの、近年は大規模な風水害、さらに新型コロナウィルス感染症で避難所でも密を避けなければならないなど、多岐に渡る要素を包括しながら適切な災害対策・運用が求められる、大変難しい状況下にあります。

 MOBILE CLINICは、感染症対策に有効な仮設型医療用コンテナとして開発され、現在全国各地の地域医療を支える中核病院に導入が広がっています。元来コンテナは海上輸送時には百トン以上の荷重を支える頑丈な構造物であり、さらにMOBILE CLINICは日本の建築基準を満たすよう構造設計した建築用コンテナを活用しています。モビリティレジリエンスを兼ね備えた製品です。

 私たちはMOBILE CLINICの普及が、内閣官房の指示する国土強靭化基本計画「強くしなやかな国民生活の実現」に繋がり、さらには国連が定める持続可能な開発目標「SDGs」の達成に寄与できると考えております。令和6年能登半島地震では、MOBILE CLINICが仮設診療所として現地に設置され、被災者と現地で活動する医療支援者を支え、緊急時医療体制の構築に貢献しました。

 ぜひMOBILE CLINIC災害時支援協定にご参加頂き、御自治体における災害時医療体制構築の備えとして頂ければ幸甚です。

モバイルクリニック災害時支援協定構図

 

 行政と民間とが協力し、「平時利用・災害時活用」の体制を構築していきたいと考えています。
ぜひ、MOBILE CLINIC災害時支援協定にご参加いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。

>発熱外来・病床・PCR検査室・ワクチン接種室に

発熱外来・病床・PCR検査室・ワクチン接種室に

モバイルクリニックは医療従事者を守ることを最優先に設計された医療用コンテナです。

CTR IMG