兵庫県知事の井戸敏三です。
この度、ヴィガラクス株式会社から、感染症に対応した移動型診療所「モバイルクリニック」の寄贈プロジェクトについてご提案をいただきました。院内感染を防止しつつ、医療・検査体制を強化することができる設備であり、本県が最初の寄贈先として選ばれたことに感謝いたします。
今後、その他の自治体にも支援を広げていかれるとのことであり、新型コロナウイルスと日夜戦う医療関係者にとって大変心強いプロジェクトと言えるでしょう。
本県では、県民一丸となった外出自粛、営業自粛等の取り組みにより、新規感染者数は大幅に減少しています。5月21日には緊急事態宣言の対象区域から解除されましたが、まだ警戒を緩めることはできません。第2波、第3波に備え、医療・検査体制の強化など万全の対策を講じておく必要があります。
そうした中、本プロジェクトのご提案があったことを大変心強く感じます。ご寄贈いただいた後は、新型コロナウイルス感染症重症等特定病院である県立尼崎総合医療センターで活用していく予定です。また、収束後は災害時の医療拠点としても活用してまいります。
県民の生命と医療従事者の安全を守るプロジェクトです。本県をはじめ、できるだけ多くの自治体に支援が届くよう、賛同の輪が広がることを祈念しております。皆様の温かいご支援をよろしくお願いします。