MOBILE CLINIC
モバイルクリニックは『建築用コンテナ』を活用して製作されています。プレハブ建築の中でも、特に頑丈な構造を持つコンテナ建築は、テントやプレハブにはない特徴と強みを持っています。
1. 輸送・移設が可能
コンテナは本来輸送のための鋼鉄の箱。世界中へ広がる物流ルートは、コンテナを運ぶことを前提に作られています。コンテナなら、既存の物流システムを使って安価に世界中に輸送することができます。
モバイルクリニックは感染が収束し、役割を終えた後には、ODAなどで海外へ輸出し再利用可能。
2. 非常に頑丈
コンテナは、輸送時に中身を守るために、頑丈なコルゲート鋼板(波板)で作られています。さらに効率化のため海上輸送時は7段積みで輸送されます。最下部のコンテナには約160トンもの荷重がかかるうえ、海上の大波は大地震と比べものにならないほど大きい揺れです。過酷な環境を長年旅するコンテナは、非常に頑丈です。
テントやプレハブに比べて地震・台風などの天災に強く、住居に使われるほど居住性も高いため快適。
3. 建築基準法に準拠
輸送用に発展してきた歴史を持つ海上輸送コンテナは、非常に頑丈ではあるものの、建材としての仕様を満たしていないため、建築基準法上日本ではそのまま建築物にはできません。しかし、コンテナを建築物として使えるよう構造開発された『JISコンテナ』なら輸送も可能、建築物にできます。
建築物としての基準を満たしているため、二次活用用途が幅広い。